2010年8月18日水曜日

僕には不思議、自然に思える人は少し親近感

 実家からもう戻ってきたのですが、今日は少々日常的ではないお話を書こうと思います。祖父から、なぜ僕の曽祖父が信心するようになったのかを聞きました。

 曽祖父は当時10歳頃からお菓子屋さんに奉公に出ていたそうで、小さいときから働いていたそうです。しかし、18、19になった頃体調を崩し(おそらく盲腸だったようです)、お腹がパンパンに膨れ上がり、手の施しようの無いその状況に、周囲はもう死んでしまったのだと思い、葬式の準備をしていたそうです。

 しかし、曽祖父はその生死を彷徨っているときに、弘法大師さまに会ったのでした。弘法大師さまは曽祖父に「少なくとも私の歳までは生かしてやろう」と言い、持っていた杖で曽祖父の膨れた腹の上に「の」の字を書いたそうです。そのすぐ後に曽祖父は生き返り、周りの人を驚かせたといいます。

 それを機に曽祖父は四国八十八箇所をめぐるようになったのです。それがそもそもの始まりだったとか。それから曽祖父は修行を重ね、今の僕達の礎を一代で築き上げたのだそうです。これが、曽祖父が信心を始めたきっかけらしいです。いや~ほんとスゴイとしか言いようがないエピソードでした。

 まあ余談ですが、弘法大師さま以上に生きた後曽祖父は亡くなりました。亡くなったすぐ後に、霊感の強い方が曽祖父のお墓参りにやって来て、曽祖父が墓の中にいないと言ったそうです。なぜ、墓に曽祖父がいなかったかというと・・・四国八十八箇所を回っていたかららしいです。そんなこともあるんですね~。

 というわけで、そういった世界があることに感動をしてしまいました。もっと色んなお話を聞きたいものです。

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